糖尿病に負けないで!頑張るあなたの対策ガイド
Home » 糖尿病対策ガイド » 糖尿病は合併症に注意
ribbon

糖尿病は合併症に注意

糖尿病と診断されると、治療が開始されます。
生活習慣の改善を主とした治療を、まじめに行っていると血糖値も下がり、成果が見えるようになってきます。
反対に、適切な治療をしないで、放置状態の方もいます。
そのまま長年高血糖状態を放置してしまうと、生活に支障をきたす障害が現れてきます。
これが合併症なのです。

合併症のうち、代表的なものが糖尿病の3大合併症といわれるものです。
罹患してから合併症の出現時期はそれぞれ違ってきますので、とても注意が必要で、看過できるものではありません。

一番早いと言われているのが、神経障害で、5年以内に初期症状が出てくることもあります。
身体のあちこちに神経性の麻痺が生じてきますが、特に多いのが下肢で、血流障害も加わると、ちょっとした傷が出来ても、気がつかないこともあり、悪化させてしまうことになります。
そうして、壊死を起こし、最悪、下肢の切断にまで至ってしまうのです。

二つ目は、糖尿病性網膜症、発病後7〜8年すると、初期の症状が表れてくるようになります。
この段階で血糖コントロールの改善ができていれば、症状も軽くて済みますが、コントロールが良くないと、段階的に網膜の細い血管より出血が見られるようになり、小さい出血から、だんだん広がったり、網膜剥離などの症状が表れ、手術をしても、視力が回復せす、失明してしまうこともあります。
これは全視覚障害者の1/6にもなります。

三つ目は、糖尿性腎症です。
10年以上コントロールの改善がうまくいかず、高血糖状態が続いている場合、腎臓の機能が弱ってきてしまい、ろ過機能を持つ糸球体が損なわれてしまうのです。
定期的な検査時、血液検査の他に、尿検査も行われていると思いますが、ここで、尿たんぱくが出ているかを調べています。
アルブミン尿や蛋白尿などが、尿中に出始めてくると腎臓機能が弱ってきて、腎症が進み始めていることを示します。
更に進行してしまうと、下肢等の浮腫が出始め、尿毒症(腎不全状態)になり、ゆくゆくは、人工透析や腎移植が必要となってしまいます。

3大合併症でも、これだけ恐い状態になってしまうのです。
また、糖尿病の進行の度合いで、他にも全身に渡る合併症もあり、他の病気を併発したりすると、命にかかわることになりかねません。
その中でも恐いのが、動脈硬化です。
糖尿病発症以前から、体内に巣くっている可能性があり、進行も早く、高血圧症を併発していると、脳や心臓にも影響が及びます。

もうひとつ、注意したいものが、感染症です。
皮膚、口腔内、上気道、尿路等に多くみられ、ケガや手術の際の傷が出来ている際にも、敗血症などの感染症に気をつけなければいけません。
命にかかわります。
また、特に下肢にケガを負った場合も、注意が必要です。
神経障害による麻痺で手当てが遅れると、血流障害もあることから、治りにくいものとなり、壊疽や切断ということにもなるのです。

これだけ恐い合併症ですが、血糖コントロールを良好に継続していくことで、その発症を遅らせることができるはずです。
コントロールの開始時期が、早ければ早いほど、糖尿病との付き合い方が変わってくるでしょう。

糖尿病対策ガイド | 09月08日更新